TEARS POINT

 四角のテーブルをぐるりと囲むように、ぎゅぎゅう詰めの状態で熱く会議は行われていた。
「そろそろ決まったかね」
 この部屋を提供してくれた、人の良い穏和な顔つきの教授が訊いてくる。
「はい、もうすぐ終わります!」
 勢いよく手を振り上げ、笑顔のリノアが答える。
「それじゃあ、多数決で今年の学園祭のメインはコンサートと珊瑚の洞窟肝試し、って事でいいかな……」
「「「「異議なし!」」」」
 学園祭実行委員長の発言に、会議に参加していたメンバーは全員一致で賛成の声を上げた。
「じゃあ、洞窟の件はこっちで下見をしておきます。コンサートの方はまた後日って事で、今日は解散です」
 セルフィが締めの言葉を告げると、集まっていた学園祭実行委員会のメンバー達は、ぞろぞろと部屋から出て行った。
「セルフィさん、洞窟の下見、良かったら僕もご一緒します!」
 少し頬を紅潮させて、人なつっこい笑顔のゆるくウェーブのかかった金髪の少年が、後片付けをしているセルフィの傍に立っていた。
「え〜と……」
「ありがとう、大丈夫だよ、こっちでやっとくからね」
 セルフィが答えるより早く、リノアが少年の頭をポンポンと撫でながら答えていた。セルフィは、何で断ったのかな〜と思いつつも、今はリノアがそう言ってくれた事がありがたかった。
「肝試しかー、楽しそうだな!」
「だよねー、私も楽しみ!」
 教授の提供してくれた部屋を後にして食堂に向かいながら、楽しそうに話しをしているリノアとゼルを見て、セルフィは小さく溜息をついた。
 良かったら臨時で学園祭実行委員やらない? と二人を誘ったのはセルフィだった。二人ならきっと良いアイデアも出してくれるだろうし、きっと楽しみながら力になってくれると思った。確かに、セルフィの予想通り、二人は実に積極的に協力してくれた、ちょっと張り切りすぎと思う位に……。
「ね、セルフィ。洞窟の下見、みんなで行こうよ。あ、カルボナーラ美味しそう!」
 リノアの言葉にぎょっとした。
「そうだなー、その方が楽しいぜ。オレ今日はやきそばと天丼」
 ゼルまで、そんな事を。
 トレイに夕食の品々を乗せながら、セルフィはまた二人には分からないように、小さく溜息をついた。
「そんな大人数で下見しなくても、あたし達だけでいいんじゃない? はんちょとか忙しいだろうし」
 近くのテーブルを陣取って、セルフィは二人を交互に見た。
「みんなで行こうぜ、折角楽しい事なんだし」
「大丈夫だよ、今ならスコールもそんなに忙しくないもん」
 それからも二人は下見の予定をサクサクと決めていき、もうセルフィの言葉など二人の耳には届かない雰囲気になっていた。
「あ、セフィここにいたんだ〜」
 更に追い打ちをかけるように、後方から脳天気な声が聞こえてきた。セルフィは三度目の溜息をつく。
「丁度良かったアーヴァイン」
 リノアは、座りなよ〜というように、クイクイと下を指さしていた。
「なになに〜、楽しい話?」
 脳天気な声の主は、他にも空いている席はあったのに、にこにこと当然のようにセルフィの隣の椅子に座る。
「あのねー」
 リノアがアーヴァインに説明をしている間、セルフィは一人もくもくと夕食を平らげる事に集中した。
「アーヴァインも来るよね?」
「行く行く〜」
 顔を見ずとも、実に嬉しそうな返事に『やっぱり』とセルフィは脱力した。
「それじゃ、あたし帰るね〜」
 既に食事を終え、特にもう話をする事もないのでセルフィは自室に戻ろうと席を立った。
「おう、明日なー」
「風紀委員長に連絡お願いねー」
「セフィ、待ってよ〜。って、サイファーも来んの!?」
「風紀委員の許可が必要なんだな、コレが」
「ええ〜」
 背後に、アーヴァインの酷く不満気な声を聞きながら足早にセルフィは食堂を後にした。



※-※-※



 バラム東部にある炎の洞窟の、更に東グアルグ山脈の端、『珊瑚の洞窟』と呼ばれる場所があった。
 その洞窟は反対側の海岸に通じる出口があり、そこは質の良い珊瑚が採れた。山脈の裾を迂回してその海岸へ行くことも出来たが、洞窟を通る方がより近道だった為、珊瑚を取りに行く者は大抵洞窟を通っていた。だが、いつの頃からか、その洞窟を利用する者が歴然と減った。珊瑚自体が、もうあまり取れなくなってしまったのもあるが、他の理由もあった。
 洞窟の中で不気味な女の泣き声が聞こえたり、何かに衣服を引っ張られたり、ある者は洞窟の中で美しい女に誘われ、そのまま暫く行方不明となり、発見された時には殆ど廃人になっていたとも、この話はバラムでは結構有名な話だった。
 また別の話もあった。仲の良い漁師夫婦が、良く珊瑚の洞窟を利用していた。ある時夫の方が妻以外の女性に現を抜かすようになり、悲嘆と嫉妬に我を忘れた妻が、相手の女を洞窟に呼び出し女を殺そうとした。だが、二人の後を追い、止めに入った夫の方に刃は突き刺さり、夫は命を落とした。妻の方もその後直ぐ夫の命を奪ったモリで、洞窟の中で命を絶った。それ以降、あの洞窟の中で妻が夫を求めて彷徨っているとか。
 どれも噂話程度で、確かな記録や証拠が残っている訳では無かった。そして今でも、肝試しに使う場所として、若者の間では良く知られている洞窟だった。
 その洞窟肝試しが、学園祭のメインとして提案され、ほぼ決定したのが昨日。

「大丈夫、大丈夫! 皆で行くんだし大丈夫! あんなのただの噂やし」
 セルフィは、鏡の中の自分に言い聞かせ、「よし」と気合いを入れて寮の自室を後にした。
 太陽は水平線の少し上に位置し、カードリーダーの前は行き交う人も、もう殆ど居ない。学園祭実行委員長のセルフィは、他のメンバーよりも早く来て皆が来るのを待っていた。
「よう、お嬢。まだ一人か?」
 意外にもセルフィの次に早く集合場所に現れたのはサイファーだった。普段はやる気の無い雰囲気を漂わせているが、やるべき事はきっちりやる、セルフィは彼のそういう所が好ましくもあり、頼もしくも思っていた。
「何だか面白そうな企画だな」
「サイファー、ガンブレードはいらないよ。炎の洞窟と違ってモンスター居ないってば」
 愛用のハイペリオンを掲げ、不適な笑みを浮かべているサイファーを見て、セルフィはつい笑ってしまった。
「そうなのか?! なんだつまんねーな」
「遅れてごめーん」
 サイファーが残念そうにチッと舌打ちした時、リノアがスコールの腕を無理矢理(多分)引っ張りながらやって来た。スコールは手にガランガランと何かを持たされている。伝説のSeeDとまで言わしめるスコールを荷物持ちに出来るのは、世界広しと言えどリノアだけだろう。憮然とした表情のスコールを見て、セルフィは少し気の毒に思った。
「はい、ご所望のカンテラ持って来たよー」
 そう言うと、リノアはスコールをグイグイとセルフィの方へ押した。押されたスコールは、両手に持ったカンテラをずいとセルフィの方へ差し出す。
「ありがと、はんちょ」
 精一杯の笑顔を作ってセルフィはそれを受け取った。
 程なくしてキスティス、ゼル、アーヴァインも集まり、一同はぞろぞろと珊瑚の洞窟へと向かった。最後に来たアーヴァインが「セフィ、どーして一人で行っちゃうかな〜」と不満げな声で言っていたが、聞こえない振りをして、セルフィはずんずんと一団の先頭を歩いた。アーヴァインには悪いと思うが、今のセルフィにはどうしても、彼の近くに居たくない理由があった。それを告げる気はさらさら無かったけれど……。
 皆で雑談をしながら(一部冷たい空気の流れている部分もあったけれど、キスティスが上手く窘めた)歩くと、あっという間に目的地の珊瑚の洞窟に着いた。
「んーと、それじゃ暗くなったしカンテラに火を点けて、組分けのクジ引きね〜。クジはどこ?」
「はい、はいっっ クジはここ!」
 アーヴァインの無駄に元気の良い返事に、一抹の不安を感じたが、セルフィはぐっと何も言わず流した。
「セフィ、選んで〜」
 紙をピランと広げて端を折り、アーヴァインはセルフィに紙を差し出す。にこにこと嬉しそうな顔のアーヴァインに、再び何とも言えない感じを受けたけれど、引かない訳にもいかず、取り敢えずセルフィはアミダの一本を選んで名前を書いた。
「はい、キスティス」
 続けてキスティスとリノアも名前を書き込む。
「じゃ、結果発表だよん、まずスコールとリノアとゼルね。んで僕と……アレ? キスティ、でサイファーとセフィ」
 アーヴァインの声は、さっきとは打って変わって、語尾は落胆の色がありありと伺えた。「なんで〜」と、頭を捻っていたけれど、セルフィとしては組む相手がアーヴァインじゃなくてサイファーでホッとしていた。アーヴァインには絶対言えないけど。

「じゃ出発するよ〜。向こうの出口で集合ね、まずあたし達から行きまーす。次アービン組ね、最後がはんちょ組〜」
 セルフィはくるっと洞窟の方に向き直ると、一つ深呼吸をしてカンテラをぎゅっと握り、反対の手でサイファーの上着を掴んで洞窟の中へ一歩足を踏み入れた。
「うわ〜 何か光ってる」
「ヒカリゴケだな」
 珊瑚の洞窟の中は炎の洞窟よりも狭く、セルフィは普通にすたすた歩けたが、背の高いサイファーは、少し体を屈めて歩かなければいけない所があった。そして壁面には所々ほうっと光っている所があった。どうやらそれがヒカリゴケらしい、最悪カンテラが使えなくなっても、ヒカリゴケがあれば歩けるような気がする。幻想的な雰囲気に一瞬心を奪われたが、セルフィは直ぐにこの洞窟にまつわる話を思い出してしまった。ひょっとしたら、何かに遭遇してしまうかも知れない。そう思うと、改めてサイファーの上着をぎゅっと握った。
「お嬢、大丈夫か?」
 こういう楽しげな事は好物だろうと思っていたが、微妙にセルフィの様子がそうでもない事にサイファーは気が付いた。
「だ、だいじょぶ」
「無理すんなお嬢。肩抱いといてやろうか」
 サイファーの申し出に、体も震え始めていたセルフィは、コクコクと首を縦に振って答えた。

『うあーーーー!! サイファーーーー!! 許すまじっっ!!』
 前の組が出発してから、3分後に出発という事になっていたが、少々フライング気味で、アーヴァインはキスティスと一緒に洞窟に入った。
「何かあったら、キスティは僕が守るからね、まかしといて!」
 頼もしい言葉を掛けてくれたのはいいが、どう見ても自分の事より前方が気掛かりで仕方がないという歩調に、「なんて分かり易いんだろう」とキスティスは苦笑しつつも、足早に歩くアーヴァインに合わせるように進んだ。そして、前方にセルフィ達の姿が見えた所で、実に素晴らしいタイミングで、サイファーがセルフィの肩に手を回したのを目撃した。それを目の当たりにしたアーヴァインの様子が、余りにも予想通りで、お腹を抱えて笑いたいのを耐えるのが大変だった。その後セルフィ組に合流するのかと思ったら、物陰に隠れるような動作(洞窟の中には隠れるような所など無かったけれど)で、前方の二人の動きに逐一反応して、一定の距離で進む姿がこれまた、ある意味でキスティスの腹筋を鍛えてくれた。
『本当にこの男は面白い』
 笑い声が出てしまわないように、ぐっとお腹を押さえてキスティスは小さく呟いた。
 アーヴァインの様子を堪能しながら進んでいる内に、いつの間にか洞窟の出口に辿り着いていた。外はすっかり夜になっていたが、丁度満月が照らしていてくれたので、出口の海岸の景色はよく見えた。
「お待たせ〜」
 暫くするとリノアとスコールとゼルも洞窟から出てきた。
「ここ良くない? 楽しかったよー」
 リノアは非常に気に入ったようだったが、スコールとゼルには非常に疲労の色が見えた。何があったかは……訊かない方が良いような気がした。
「どうかしら、風紀委員長としては」
「ま、いいんじゃね。見たところそんなに危険な所も無かったし、時間も大してかかんねーし」
「オケ、じゃ学園長にはこれとコンサートで提出しとく〜」
 周りに気付かれないよう、セルフィは精一杯声を張って言った。
「戻ろうぜ」
 ゼルの声に、一同はぞろぞろとまた洞窟の中へ向かって歩き始める。
 セルフィが洞窟の中へ一歩足を踏み入れた時、ふっと世界が暗くなった。
『わーーっ』
 直ぐに、月が雲に隠れてしまったのだと気が付き、セルフィはかろうじて悲鳴をあげずに済み、ホッと胸を撫で下ろした。カンテラをぐっと握り直して再び歩き始めた時、全身を総毛が立つ程の悪寒が駆け抜けた。それが、首筋を酷く冷たい何かが撫でていったのだと理解すると同時、手に持っていたカンテラが滑り落ち、ガラスがガシャンと音を立てて割れた。その音に更に驚き「イヤーーーッ!!」と悲鳴を上げると、一人走り出していた。
「セフィ!」
 この時のアーヴァインは、皆が目を疑う位素早かった。



 セルフィはもう何が何だか自分でも分からず、闇雲に走っていた。本当に苦手なのだ、この手のモノが。実体のない恐怖。幽霊なんてまだ遭遇した事はない、今も何事も無く反対側の海岸まで行けた。だからといって大丈夫だとは思っていなかった。現に今“何か”に触れられた、そこに存在していなかったものに。ひょっとしたら、風だったのかも知れない、何か翼のある小さな動物が触れて通っただけかも知れない。けれど、それらだと言い切る根拠も自信もない。ただ怖くて、その場に居るのが怖くて、自分でも知らない内に走り出していた。
「セフィ!」
 アーヴァインもまた走っていた、セルフィを追って。だが、セルフィにとっては難なく走れる洞窟も、背の高いアーヴァインにとっては、随所で障害物が立ちはだかった。腕に頭に衝撃を受けながら、彼は懸命に走る。視界の端にセルフィの服が微かに見えた瞬間、アーヴァインの全神経はそちらに向けられ、近くにあった凶器には全く気付かず、火花が散るような衝撃を肩に受け、その場に倒れてしまった。
「こんな所で倒れている場合じゃない!」
 肩の痛みはあったが、堪らない程じゃない、それよりももっと大事な事の為に直ぐさま起きあがる。

 ぎゅんむ〜

 起きあがろうとしたのだが、背中を何かに押さえつけられ動けなかった。
「ヘタレ野郎いたのか、ワリィ」
『サ・イ・ファ・〜』
 頭上から降ってきた声。怒りと共に何が起こったのかは直ぐに悟った。だが、取り敢えずその事は後回しにして、背中の重しを振り落とすようにして、アーヴァインは立ち上がった。
「イテッ」
「お、ワリィ。急に動くんで、先っちょが刺さった」
『ぜったい、絶対、いつか射撃の的にしてやるっ!』
 ハイペリオンをブラブラさせているサイファーを睨み、ぎゅっと握った拳に固く誓いを立てて、アーヴァインは再び走った。
「……ガキ」
「なにお〜」
「やめなさいよ、二人とも。リノアも止めたらどうなの」
 大きな溜息と共にキスティスがスコールとサイファーを窘める。
「いつもの事だから、大丈夫よん」
「そうそう」
 リノアもゼルも日常茶飯事のやり取りに、チラッと見ただけですたすたと横を通り過ぎた。


 ヒカリゴケがただ照らす洞窟内を、どこにもぶつからずに走れたのは、結構奇跡的だった。もう随分長い距離を走ったような気がする。もうすぐ出口ではないだろうか。そう思うと幾分動悸が鎮まった。膝に両手をついて呼吸を落ち着かせる。静かな洞窟内に自分のはぁはぁという息使いだけが響いていた。
「よし、いこ」
 早くここから出てしまおう、そうすればもう恐い事はない。今だって、別に何にも遭遇しなかった、大丈夫、大丈夫。セルフィは顔を上げてゆっくりと歩いた。暫く歩くと緩やかなカーブの前方が、ぼうっと白く明るくなっているのが見えた。出口まで来たんだとホッとした時、その白い明かりがゆらりと揺れた。
 ―――― あれは出口に差し込む明かりなんかじゃない、ふわりと漂うようにこちらに向かう明かりに思わず目を瞑った。
「イヤーーッ!!」
「セフィ!」
 悲鳴と同時に倒れかけた体を誰かが支えてくれた。
「いやだ、来ないで、こないで……」
 耳を塞ぎ体を強張らせて、雛鳥のように震えるセルフィをアーヴァインは抱き締めた。
「大丈夫だよセフィ、大丈夫だから」
 優しく囁くように言いながら、セルフィの手を包むと少し体の緊張が解けた。
「アービン?」
「うん、僕」
「アービン……、アービン!」
 くるりとアーヴァインの方に向きを変えると、セルフィはしがみつくようにして泣いた。
 もう怖くはない。アーヴァインの胸は温かくてとても安心する。けれど長く張っていた緊張の糸が緩んだせいか、涙が止まらなかった。泣きたくはないのに……、アーヴァインには、自分の弱い所なんか知られたく無かったのに……。それでも、セルフィはアーヴァインの胸から離れられなかった。
『不謹慎だけど、分かってるケド。今のセフィが堪らなくカワイイ……』
 どんなに巨大で、どんなに醜悪なモンスターでも、軽く笑い飛ばしながら果敢に戦うのに、こんな一面があったなんて全く知らなかった。セルフィに苦手なものがあっただなんて…………。これってかなりのレア情報なんじゃ、ていうかタナボタ? どうしようキスしたい。でもな〜 う〜ん この勢いならイケる?
 セルフィの耳元で、アーヴァインは囁いた。
 セルフィは僅かに頷き、アーヴァインはふわりと彼女の唇に触れた――――。


 ドォン


 背後で、大きな音がした。
 軽く舌打ちをしながらアーヴァインが振り向くと、すんごい勢いでゼルとリノアが駆け抜けていった。
「崩れるわよっ!!」
 通り過ぎ様にキスティスにそう投げかけられた。その言葉に、アーヴァインも反射的にセルフィの手を引いて走った。
 最後にスコールとサイファーが目に見えない火花を散らしながら、洞窟から転げるように走り出た時、洞窟の奥からガラガラと崩れるような音が聞こえた。






「珊瑚の洞窟肝試しはお流れだな、こりゃ」
 ゼルがぼそりと呟き、スコールとサイファーを除くメンバーは静かに頷いた。


セルフィ、アーヴァインに弱点バレしてしまいました。これが吉と出るか凶と出るのか……。
ゲーム中、ウィンヒルの羽さがしイベントで、セルフィが本当にそっち系苦手だと思い出したのは、これを書いた後です。(;´∀`)
(2007.12.02)

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